株式会社エイエヌオフセット 様
顧客企業
営業
制作
製版
株式会社エイエヌオフセット
株式会社エイエヌオフセットは、「顧客の想い（= 情報）が企業や生活者の心に的確に、有効に伝わるサービス」を追求し、印刷、Web、映像などの企画・提案・制作を一社で完結できる体制を整えています。印刷分野ではチラシ、カタログ、POPなどの商業印刷物を中心に、抗菌印刷やARなど、時代とシンクロしたオリジナリティの高い製品開発にも取り組んでいます。また首都圏・中部に自社拠点を持ち、北海道から九州まで幅広いネットワークを活用した顧客提案を行っています。
顧客と強固な信頼関係を築く「付加価値の高いDAMサービス」の提供
-販促物の多媒体制作に特化した業務フロー構築と受注間口の拡大-
-
顧客と双方にメリットのある媒体制作業務の効率化
近年の企業販促は紙、Web / ECサイト、動画など多媒体販促が一般化しており、各媒体毎の制作時間短縮が命題です。そのためAdobeソフトウェアで作成された画像や媒体イメージを関係者間で共有し、他媒体への流用や修正を行うことが制作時間短縮のカギになります。同社はCIERTOに顧客の販促コンテンツを集約し、双方の関係者間でイメージ共有、オンライン校正を行うことで媒体制作時間の短縮とこれに伴うコスト削減を実現しました。
-
顧客に寄り添うサービス提供による長期的なビジネス継続
企業の業務のDXの波により販促や営業活動にデジタルデータをタイムリーに活用する動きは増加の一途をたどっています。全国展開を行う同社顧客の量販店では、各店舗からの商品画像、商品情報データをすぐに使いたい、といった問い合わせに対応しきれず、営業活動に支障が生じていました。同社は顧客が直接CIERTOから商品画像と商品情報を確認し取出せる商品検索サービスを提供することで長期にわたるビジネス継続を勝ち取っております。
-
印刷だけではない付加価値を提案できる営業体制
社内製版業務の効率化を目的に導入した同社のシステムは、約20年の歳月を経て「営業戦略システム」へと変貌を遂げました。同社の各営業担当者はCIERTOのテストアカウントを作成し、顧客に気軽に触ってもらう体験サイトを無償提供することで、印刷以外の媒体制作も視野に入れた受注間口の拡大を展開しています。このように顧客の要望する「多媒体販促へ対応できる体制」をアピールすることで、競合他社に無い付加価値を提供しています。
導入の背景 ｜ 担当者様インタビュー
選定理由は制作ワークフローの改善と顧客提案を同時に実現できること
フイルム製版からCTPによるデジタル製版に切り替わった2000年初頭、在版データ管理システムとしてVPJから海外製のDAMソリューションを導入しました。そのシステムを活用し、早い段階からオンライン送稿やファイル管理サービスを顧客向けに展開していましたが、従来のDAMでは日本のユーザからの機能追加や改善要望がすぐに反映されないなど、顧客の要望にタイムリーに対応できないケースが目立ちました。これらの背景もあり、顧客に付加価値を見出すことができる新たなDAMソリューションとして、VPJが2016年にリリースしたCIERTOを採用しました。正直なところ他ベンダーのシステムも数社調査しましたが、制作ワークフロー改善や顧客提案に関するDAMノウハウがCIERTOには凝縮されていることや、最新セキュリティへの対応などの対顧客提案の視点からもCIERTOを選定しました。
工場内の印刷機
営業・制作事務所
活用方法
-
Adobe制作データの見える化で業務効率化
媒体制作で主に使用されるInDesignやIllustrator、PhotoshopといったAdobeデータは、一般的にはAdobeアプリケーションを保有する制作オペレータやデザイナーでしか確認することができません。そのため、営業や顧客との制作媒体データのイメージ共有は、常に制作担当者がPDFやJPEGを生成し、そのデータをメールなどで転送する手間が発生していました。CIERTOは汎用的なブラウザがあれば誰でも制作媒体データのプレビューを確認できるため、顧客や営業とのイメージ共有を迅速に行い、制作担当者のデータ生成業務も削減しました。
-
セキュアで利便性の高いデータデリバリー
旧システムでは一時的な利用者であっても必ずID / Pass発行が必須だったため、スピードが要求される案件に関しては各営業が直接メールしたり、データファイル便を利用していました。これにより旧システムと営業PCにデータが分散し、データの新旧判別があいまいになっていました。CIERTOはID / Passを持たないゲストとの簡単なデータ送受信が可能なため、これらの課題が大幅に改善されました。また暗号化通信や二要素認証など、セキュアにファイル授受ができる仕組みが標準搭載されているため、金融系などセキュリティが厳しい顧客も安心して利用しています。
-
顧客との信頼関係を強化する商品検索サービス
全国に店舗展開する量販店顧客から、商品写真を一元管理し各店舗からのデータ検索要望を受けていました。元々、構築していた商品DB（FileMaker）では、画像と商品情報の紐付けができないため要望を叶えることができず、これらを可能にするCIERTOは提案に適切と確信しました。更に画像や商品情報登録を代行することで顧客ビジネスに寄り添える形となり、顧客との信頼関係も構築できました。現在、量販店顧客の媒体制作では、毎回CIERTOから最新の商品画像と商品情報を取得するスタイルが定着し、各媒体に配信する情報の正誤確認作業が不要になったため、制作工期短縮につながっております。
-
業務プロセスを大幅改善するオンライン校正
以前は紙と人によるアナログな校正作業を行っていたため、顧客に校正紙を持参する時間や営業から制作への情報共有に余剰な時間が発生していました。一方、顧客も各部署から集めた修正指示の取りまとめ、差分確認の手間、進行状況の把握がアナログであったため、双方にメリットがあるオンライン校正が待望視されていました。CIERTOのオンライン校正機能は印刷ミスを出力前にチェックするRIP系の校正システムとは一線を画します。複数の修正指示を各バージョンごとに俯瞰して確認したり、承認状況を視覚化するなど、多くのプレーヤーが介在する複雑な制作コミュニケーションプロセスを改善しました。
関連商品
デジタルアセット 管理システム
「CIERTO」は日本国内における実績と先進性を評価され、総務省が支援する「ASPICクラウドアワード」において2019年に総合グランプリ、2024年には「CIERTO PIM」が準グランプリを受賞しています。現在「CIERTO」は、業種や業界を問わず、事業活動において媒体・コンテンツを活用する多くの企業のDX推進を支援する革新的なソリューションとして、幅広く導入されています。最先端AI機能やクラウドストレージ連携、オンラインコミュニケーションなど最新技術をいち早く取り入れ、進化し続けるDXソリューションです。