Pressrelease

プレスリリース

2008年08月27日

VPJ、カナバングラフィックスに分散レンダリング管理「rush」を導入 Maya & AfterEffectsのレンダーキューをソフトウェアベースで一元管理

社内レンダリング作業PCの「見える化」と「作業負荷分散」を実現

株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(略称: VPJ、本社: 東京都渋谷区、代表取締役: 三村 博明)は、TV・CFをはじめミュージック、ゲームムービーなどCGアニメーションの企画・演出・制作を手がける制作プロダクションである有限会社カナバングラフィックス(東京都中野区中央3‐32‐2クリンネルビル4F 代表取締役: 富岡 聡)に、分散レンダリング管理ツール「rush」を納入しました。

導入の背景

同社は、6台のWindowsXP/2000ワークステーションにそれぞれMaya8.5とAfter Effects Pro 6.5を搭載しており、 ¥レンダリングをする際は、オペレータが負荷の少ないPCを推測し各アプリケーションのレンダーキューでレンダリング処理を行っていました。しかし、標準の各アプリケーションのレンダーキューでは、レンダリング処理状況の把握が出来ず、生産性の高い運用が困難でした。
rushの導入により、同社で問題となっていたレンダリングジョブの状況を可視化することが出来るようになり、レンダリングジョブの振り分けを簡単にできるようになりました。また、「rush」のユーザビリティの高い画面操作により、オペレータのタイプミスも激減し正確なレンダリングジョブの実行が誰でも簡単に出来る様になりました。カナバングラフィックス様では単純な設備増強による改善ではなく、「既存設備の最適化」による改善を導入の目的にしていました。

導入効果

「rush 導入により期待通りの効果が上がっています。ユーザは負荷の低い最適なレンダリング端末を指定し、GUI からレンダリングJOB を実行します。従って導入後はユーザが各JOB のレンダリングに要する時間を読めるようになりました。rush の導入により、もちろんレンダリング時間が短縮されました。我々CG デザイナーにとっては制作時間が減ったというよりは、むしろ作品のクオリティを意識する時間が増えたと捉えています。」(担当者)
こうしたレンダリング作業の生産性を妨げる作業が減ったことで、同社はこれまで以上に作品のクオリティに制作時間を費やすことが可能になりました。また、既存のハードウェア環境を変える事なく、ソフトウェアベースでレンダリング作業の「作業付加分散」と「見える化」を成功させております。

■分散レンダリング管理ツールrushについて
rushは、ネットワークレンダリングの作業工程を減らし、レンダリングジョブの一元化を図る、あらゆるOS、アプリケーションに対応したレンダーキューマネジメントソフトウェアです。

■有限会社カナバングラフィックス様
有限会社カナバングラフィックスは、TV・CF をはじめミュージック、ゲームムービーなどCG アニメーションの企画・演出・制作を手がける制作プロダクションである。同社は企画力には定評があり、同社が制作しMTV JAPAN で放映されるCG アニメーション「ウサビッチ」シリーズは文化庁メディア芸術祭やオタワ国際アニメーション映画祭などに入選しています。

関連情報:株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン会社概要

1994年の創業以来、デジタルアセットマネジメント(DAM)を中核に「媒体・コンテンツの制作・管理・配信を支援するDX(IT)ソリューション」を開発・提供しています。
Web/EC/SNSなどデジタル媒体の多様化が進む中、企業は販促・マーケティング活動におけるDXが求められています。そうしたニーズを捉え、VPJはデジタルアセットマネジメント(DAM)を基盤に、商品情報管理(PIM)を統合した「CIERTO」を中核のソリューションとして展開しています。
「CIERTO」は、各種媒体の制作ワークフローの中核を担い、コンテンツ制作や配信における生産性向上とブランディング強化を支援します。さらに、各種媒体・コンテンツ制作におけるプロジェクトマネジメントを実現するワークマネージメント(WM)やオンライン編集とマルチチャネルパブリッシングを実現する(MCP)により、VPJのソリューションは媒体・コンテンツの制作・管理・配信業務の全てを強力にサポートします。

製品・リリースに関するお問い合わせ
  • 株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン
  • TEL:03-4361-2018  FAX:03-4288-8617 Mail : info@vpj.co.jp