History

VPJバックグラウンド

1994年1月6日に創業。

設立メンバーは、米SiliconGraphics社(SGI)の日本法人の社員です。彼らはSGIのコンピュータグラフィックスに関わる先端技術と米Apple Computer社のMacintoshの可能性に着目し、この二つの異なるアーキテクチャーを用途に応じて統合していくソリューションを印刷・出版そして放送・映像業界に向けて提案する目的で設立しました。

1st Stage(創業期 : 1994年~2003年)

外資系IT企業での経験を活かし、先端技術を持つ海外ビジネスパートナーとの業務提携を行い、国内向けにローカライズし、営業活動を開始しています。DTPや映像編集分野ではMacやPCも拡がりを見せて来ましたが、ハイエンドではUNIXベースのSGIが主力の時期です。

  • 1994
    2月 : Silicon Graphicsと販売パートナー契約を締結し、UnixとMacの相互通信を可能とする「TransferPro」、及び「K-Ashare」の販売を開始。
  • 1995
    3月 : 米「米ボストンArchetype社と業務提携、アップルシェアサーバーの「Hellios」をベースに「InterSep OPI」をSGI Serverをベースとした自社ブランド「DTP ターボサーバー」に搭載し印刷出版業界向けに販売開始。
  • 1996
    6月 : 米Adobe社と業務提携、国内唯一の認定リセラーとしてPhotoshop、Illustrator及びPremierをSGI O2ワークステーションと連携させ販売。
  • 1997
    6月 : 独Science-Divisionと業務提携、世界初のビデオとCGのマッチムーブツール「3D-Equalizer」の販売を開始。

    8月 : Archetype社がDAMシステム「Media Bank」を開発。日本国内初のDAMシステムとして 「DTPターボサーバー」にDAMを搭載する。
  • 1999
    12月 : 米Xinet社と業務提携、アップルシェアサーバー「FullPress」及びWebベースファイルシステム「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」のニューモデルを販売開始
  • 2000
    11月 : 米Nothing Real社と業務提携、国内総代理店としてソフトウエア VFXツールコンポジションツール「Shake」の販売を開始。
  • 2001
    ロンドンの大手ポストプロダションSmoke&MIller社の開発部門UniqueID社と業務提携、映像データ管理ソフト「CakeS」の販売を開始。
  • 2002
    5月 : Xinet社がDAMリューション「Venture」をリリース、「DTPターボサーバー」のオプションとして販売開始。「FullPress」と「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」の導入社数が200社を超える。
  • 2003
    3月 : 米Apple社 と業務提携、認定Apple Solution Partner へ登録。

    11月 : 自社開発による映像データ管理ソフト“thiiDa” をリリース。

2nd Stage(成長期 : 2004年~2009)

創業から10年を経て印刷・出版業界そして放送・映像業界に向けたビジネスは拡大します。特にこの時期のインターネットの普及によりWeb媒体のコンテンツ制作の台頭が始まり、一般企業でのコンテンツの内製化が始まります。「DTPターボサーバー」の商標を「ターボサーバー」へ変更、累計のユーザ数は300社を超えました。

  • 2004
    5月 : 放送・映像業界への米Apple社のXsan(ストレージ・エリア・ネットワーク)の販売を開始。
  • 2005
    10月 : Web to Printの世界的リーダーであるイスラエルのPress-Sense社と業務提携、「iWay」の販売を国内で開始。
  • 2006
    8月 : 沖縄電力のデータセンターFRTにて「Xinet WebNative」を活用しDAMのASPビジネスをスタート。
  • 2007
    8月 : 独Dalim社と業務提携、オンライン校正ソリューション「DiALOGUE」の販売を開始。
  • 2008
    8月 : 米Adobe と業務提携、認定Video reseller

    10月 : 一般企業をターゲットとした自社開発のDAMソリューション「thiiDa2」の販売を開始。
  • 2009
    5月 : オランダWoodWing社と業務提携、Adobe inCopyとinDesignと連携する出版ソリューション「WoodWing Enterprise」の販売を開始。

    7月 : 沖縄データセンターをFRTから宜野座に移動、宜野座オフィスをオープン。thiiDa2のクラウドビジネスを開始する。

3rd Stage(変革期 : 2010年~)

iPad及びiPhoneに代表される従来にはなかった新しいプラットフォームの登場によりマーケットは変化を続けます。ビジネスのターゲットも従来のコンテンツ制作を主体とする企業から流通・製造等の企業に拡がります。またビジネスの形態はDAMを中核にしたソフトウエア主体のビジネスが進み、ハードウエアのビジネスの縮小が始まります。その為、DAMビジネスへの注力を目指し、放送映像部門の分社化、結果的には売却を行っています。そしてビジネスモデルの変化に合わせDAMを中核とした次世代のコアテクノロジー「CIERTO」の開発に着手する事になります。

  • 2010
    4月 : WoodWing社の「Apple iPad 用Digital Magazine 制作ツール」を国内唯一のソリューションとして販売を開始。

    7月 : 放送映像部門を分社化(ビジュアル・グラフィックス株式会社を設立)。

    11月 : シリコンスタジオ株式会社が有する映像部門と経営統合。
  • 2011
    9月 : ベルギーApprove社と業務提携、DTP、 Video、Web製作に向けたクロスメディア・オンラインプルーフィングソリューション「APROOVE」の販売を開始。

    10月 : WoodWing 社がDigital Magazine 事業をAdobe社に売却。Adobe認定ソリューションパートナーとして引続き「Digital Magazine 制作ツール」の販売に携わる。
  • 2012
    4月 : 米Xinet社がカナダのNorthPlains社に買収される。NorthPlains社と新たなパートナーシップを構築。

    11月 : ビジュアル・グラフィックス株式会社の全株式を株式会社朋栄に売却。
  • 2014
    6月 : [thiiDa2] に代わる「thiiDa3」をリリース
  • 2015
    2月 : 「thiiDa3」の継続開発を中止。「CIERTO」の開発をスタート。
  • 2016
    3月 : 「CIERTO」の開発拠点として、フィリピンマニラに現地法人を設立。

    10月 : 「CIERTO」を次世代のDAMソリューションとしてリリース、販売開始。

4th Stage(新たな飛躍へ向けた再スタート : 2017~)

「CIERTO」のファーストバージョンをリリースしライセンス販売とクラウドサービスを開始します。ビジネスは全て自社開発のDAMシステム「CIERTO」を中核に内外のソフトウエアと連携するソフトウエア中心のDXベンダーとして飛躍を目指すことになります。先ずは「ターボサーバー」のユーザに納入している米XINET社のDAMを「CIERTO」へとリプレイスビジネスが進み、同時にマイクロソフト社のAzureベースのサブスクリプションビジネスが一般企業向けに拡大して来ました。

  • 2016
    12月 : 沖縄オフィスがうるま市の「IT津梁パーク」に移転。
  • 2017
    1月 : 自社ブランド「CIERTO」を基幹とした印刷業界向けワークフローサーバー「ターボサーバーEXPRESS」、マイクロソフト社のAzureベース新クラウドサービスの提供開始。
  • 2019
    3月 : 沖縄オフィスが北谷アラハビーチに移転。

    7月 : マイクロソフト社のAzure のパートナーとしてAzure Gold Partnerとして認定。

    8月 : 自社ブランドであるデジタルアセット管理(DAM)システム「CIERTO」のバージ2.0 をリリース。オートメーション機能やスマートフォン対応、EC向け画像変換・商品情報書き出しプリセット機能など多くの新機能を搭載。CIERTOのクラウドユーザー数が100社を超える。

    11月 : 総務省が支援するASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019において「CIERTO」がASP・SaaS部門総合グランプリを受賞。
  • 2020
    3月 : CIERTOが総務省公表のガイドラインに則った「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定」を取得。

    5月 : デジタルアセット管理(DAM)システム「CIERTO」のバージョン2.6をリリース。
    インターフェースを刷新しユーザビリティを向上。クロスメディア対応のオンライン校正機能の搭載、チャットツールへの自動通知、動画字幕/AI自動抽出など多くの新機能を追加。SAML認証対応などセキュリティ面も強化。

    12月 : 「CIERTO」のオプションとしてAdobe CC環境における在宅勤務・リモートワークを支援する「CIERTOLink」をリリース。コロナ禍におけるAdobe製品と連携するクリエイティブワークフローのオンライン化を実現する。
  • 2021
    1月 : 「CIERTO」の「オンラインコラボレーション」機能を強化。
    コンテンツ制作における校正プロセスをオンライン化する事により、課題となっていた進捗管理や校正・承認を全てリモートから行う事が可能になる。コロナ禍におけるクリエイティブワークの効果的な在宅勤務をサポート。

    5月 : Aproove WMリリース
    プロジェクト管理システム「APROOVE WM」をリリース。APROOVEオンライン校正機能をさらに発展させたコンテンツ制作(Web/印刷/動画媒体)ワークフローをサポート。「CIERTO」との連携も強化「APROOVE WM」とのSingle Sign-OnによりDAMと連携する進行管理や複雑な承認フローをサポートするシームレスなワークフローが可能になる。

    7月 : 「CIERTO」の新機能として「CIERTO PIM」をオプションとしてリリース。
    商品情報管理(PIM)に関しては、製造業・流通企業の宣伝・販促部門でニーズが高く、PIMによりECサイトやカタログ、WebそしてSNSなどの企業の販促活動における媒体制作と直接連動できる業界唯一のDAMソリューションとなる。
  • 2022
    5月 : 「CIERTO」が CIO Magazine 社のAPACエリアにおける主要Digital Asset Management SystemのTop10に日本国内からは唯一のDAMソリューションとして選定される。

    5月 : 「FS Monitor」の特許申請が認可される。発明の名称は「ファイルシステムとデータベース間でデータを伝達する」プログラム及び情報処理装置で用いる方法 特許番号 7073375。

    11月 : 恵比寿ガーデンプレイスに本社を移転
  • 2023
    6月 : 世界的にも実績の多いECサイト構築支援ソフト「Shopify」と「CIERTO」の連携モジュールを開発。ECサイトに必要なコンテンツをDAM|PIMソリューションである 「CIERTO」 で一元管理。

    7月 : 「CIERTO」がハートコア社のコンテンツ管理システム「Heart Core CMS」との連携機能をリリース。

    11月 : 「CIERTO」が世界的なオープンソースCMSの「WordPress」との連携を強化。「WordPress」と「CIERTO」の連携によりWebサイトの制作及び更新プロセスの利便性向上を実現。
  • 2024
    3月 : 「CIERTO」のAI機能(自然言語検索、類似画像検索、自動タグ付け)を開発。 最先端のAI SDKを開発するax株式会社と協業し、VPJが提供するデジタルアセット管理(DAM)システム「CIERTO」に高度なAI技術を搭載。

    3月 : クラウドストレージサービスの大手 「Box」と「CIERTO」の 連携モジュールを開発。 「CIERTO」 と 「Box」 の連携により、デジタル資産管理が効率化され、柔軟なファイル共有と高度な検索機能が実現。

    11月 : 世界的なソフトウエアの調査会社G2.comの評価でAPAC NOIの評価であるLeaderを獲得。

    12月 : 総務省が支援するASPIC IoT・AI・クラウドアワード2024において「CIERTO PIM」がASP・SaaS部門で準グランプリを受賞。

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